漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
■来局前
2010年 結婚
2012年01月 妊娠 → 流産(心拍確認できず)
同年09月27日 漢方の和歌ノ浦薬局へ
■漢方服用のきっかけ
自己流で漢方を服用して冷え性・生理痛は改善したが、朝すごく起きにくい・体がとてもだるいといった症状が中々取れず、自己流は心配になり、他の方法があればということでご相談に来られました。
■初回の相談
・生理周期 28~31日間
・生理の出血の期間が、3日間から2日間に減ってきている
・生理中 : 普段は便秘傾向で、生理がはじまると下痢&腹痛 (頭痛と吐き気は、漢方で治まったとのこと))
・生理前 : イライラする、落ち込む
□その他の自覚症状
寒がり・食欲不振・少食・食後の眠気・食後の膨満感・便秘・便は最初硬くて後半軟らかくなる・下痢しやすい・疲れやすい・料理をするだけでも疲れる・朝起きれない・体がだるい・貧血っぽい・生理前は攻撃的か落ち込む、胸の張りは時々起きる・舌の色が白っぽい・苔は厚くベとっとしている・舌に歯形がつく
■漢方薬服用後
服用1ヵ月》
・体のだるさが無くなる
・朝起きてご主人を送り出してから2度寝しなくても良くなる
・三食通して食欲が湧いてくる
・便通が良くなる。毎日か1日おきに改善する
・舌の苔が、気持ち薄くなる
服用2ヵ月》
・一日目の生理の量が増える
・生理前のイライラと落ち込みが無くなる
・食欲がさらに増す
・便通が毎日になる
・朝すっと起きれるようになる
2012.12.13 妊娠検査陽性反応(服用2ヵ月半)
2012.12.25 産婦人科で心拍確認(5週6日)
2013.07.09 妊娠9カ月に入ったとのご報告
2013.08.28 7/31に女の子を出産しましたとのご報告
食欲不振・少食は、胃腸の弱さを示しています。体がだるい・朝起きにくい・舌の苔がベトベトしている、というのも実は胃腸の弱さから起こります。
最初にご相談された9月は、夏バテの時期です。胃腸の弱い方は、とくに注意しないといけない時期でもあります。何を注意するのかと言いますと、冷たい飲食物は控える、胃腸に負担のかかるこってりした消化の悪いものは控える、こと等です。
この方の症状をもう一度振り返ってみますと、”食欲不振・少食・体がだるい・朝起きにくい”これらの症状は、夏バテに相当します。そしてこの方は、この時期だけではなく年中夏バテのような状態にあります。
この方に一番必要なことは、胃腸機能をまず正常に戻してあげること。そのことによってうんと体調は良くなります。実際に胃腸機能を高める漢方薬を服用していただくことで、見違えるほどに元気になっていただきました。
TEL:06-6261-4329
住所:大阪府大阪市中央区北久宝寺町1-3-3